気を養う、大切な場所。

ダイニングルームは文字のとおり食事をする部屋=食物の気を直接体に吸収し、自分の「気」に活力を与える大切な場所。食事はただ栄養分を摂取すればいい、空腹が満たされればいい、というものではありません。どのような環境でどのような心の状態でなにをどんな風に食べるのかということが、その人の「気」に大きな影響を与えるということを忘れないで下さい。良質な気を養うことで毎日を生き生きと生活できるようになるための食事環境、ダイニングルームを快適な形で整えてください。

おいしいものを、おいしく食べられるように。


あたりまえのことですが、どんなにおいしいごちそうでも、汚くゴミゴミしたところでの食事はそのおいしさが半減してしまいます。逆にそんなに好物でないものでも、心地いい環境で食するとおいしく感じられたりもします。これは、環境が整うことで食物の気がうまく吸収され、自分の気を活性化できているのです。

老化スピードをゆるめ、健康な体を保つ秘訣として咀嚼(そしゃく:よく噛みよく味わうこと)をすることがあげられますが、大切なことは咀嚼を意識する前に、ゆっくり食べられる環境をつくることです。また、良く噛んで食事をとることは脳・体の発育にも大きく影響します。子どもに「よく噛んで食べなさい」と躾けるお母さんは多いと思いますが、よく噛んで食べられる=ゆっくり食べられる場所になっているかどうか、ご自身がゆったりと食事ができているかどうかを考えてください。汚く窮屈な環境で食事をすると、はやくその場所から逃れたいという本能が自然に働いてしまいます。ですので、どんなにおいしい食事でも、よく噛んで食べようと思っていても、はやくその場所から逃れたいという本能が勝ってしまい、ろくに噛まずにさっさと食事を済ませてしまうようになるのです。

これは、食事中の会話においても同じで、「勉強しなさい!」「お給料少ないわね!」と言われれば、はやくその場所から逃げたくなるもの。食事中が会話をしやすいことから、ついつい気になることを相手にぶつけてしまいがちですが、相手が苦になるような話よりも褒めるような話題づくりをしてください。ストレスのない食事の空間、ダイニングルームにすることが大切です。

家族として一つ屋根の下に暮らしながら、コミュニケーションの無い状態はその家族ひとりひとりに強いストレスを与えてしまいます。強いストレスが日常的に蓄積されていくと、免疫細胞の不活性化がおこり、病気にもかかりやすくなります。もちろん、家族のつながりの方が心配ですが。で、相手とのつながりを求めあれこれと試行錯誤がはじまるわけですが、ここで、リビングという空間の本質を思い出してほしいのです。コミュニケーションを生み出すためには、まずくつろぎが大切であるということを。これは家族に限らず、友人などが集う場所としても同じで、くつろげる場所にはひとが自然と集まるのです。ですから、リビングという家と家族の中心である場所はまずくつろげる空間にしてください。そうすることによって、陽気、元気を与えあう良質なコミュニケーションが生まれ、日々の生活においても運気を高めていくことができるのです。

運気を高められるダイニングのインテリア。


1. インテリアカラーは暖色&パステル系で。

インテリアカラーには和やかなムードを演出してくれる、パステル系の色を基調に、食欲を増進させ、元気を与えてくれる赤やオレンジ、黄色、をポイント的に使うのがベスト。ビビットなカラーは色そのもののパワーの影響を直接的に強く受けてしまうので使い方には注意が必要です。(“色風水”のページも参考に)

2. 照明も暖色の明るさを。

蛍光灯の白い光がきついと、延髄の活動が活発になってしまい、呼吸が乱れて落ち着いて食事ができません。暖かみのある光で調光(明るさの調節)もできる白熱灯がよいのですが、電気代が蛍光灯と比べて3倍〜5倍と高く、取り替え費用もかさんでしまうので経済的とはいえません。ですので、蛍光灯の照明でも暖色系の電球を選んだり、照明器具、フードなどを工夫して暖かみのある光をつくりだしてください。白い光があたるより、暖色の光があたるほうが、お料理もずっとおいしく見えますよ。

3. テーブルは木製で丸みのあるものに。

木の質感と丸みのあるデザインは円満な雰囲気をつくりやすくしてれます。購入や配置が難しいかもしれませんが、テーブルは丸い方がより楽しく食事をすることができます。中華料理店の丸いテーブルを想像してください。座る位置によって誰が偉いといった威圧的な印象を受けることはありませんし、食卓についているすべての人ととても会話が弾みやすいのです。


4. 食卓には生花やフルーツを。

ダイニングテーブルにお花を飾ったり、フルーツを置いたりすることで、生き生きとした気に満ちてきます。食事は食物の気を直接体内に取り込んでいくわけですから、新鮮な気につつまれているというイメージが大切。また、そのフレッシュ感が食事中のリラックス効果を高めてくれます。

5. ランチョンマットを上手に使う。

めんどくささを感じてしまう人もいるかもしれませんが、ランチョンマットは料理を際立たせてくれるだけではなく食事を楽しく演出してくれます。食事に合う好きな色やデザインを楽しむことで良質な気が食卓を満たしてくれるばかりか、子どもの食べこぼしや食べ残しも少なくなるから不思議ですガラス製のモダンなテーブルなどを使っている人はとくにランチョンマットを使ってください。テーブルの下が見えてしまう、見えそうなイメージは、意識しなくてもどこか落ち着かず気が乱れてしまうからです。

6. TVはつけない。

誰かと食事に出かけて、テレビを見ながら料理を楽しむという人はいませんよね。一人ならともかく、家族や複数で食事をするのにテレビをつける必要なんて無し。「お笑い番組なら」と言う声も聞こえてきそうですが、目の前の相手をあなたが楽しませてあげることを考えてください。良質な気は、環境だけではなくコミュニケーションを楽しむことによってより育まれていくもの。食事中の楽しい会話は一人一人の気、ひいては住まいの気を高める上でも、大切です。それに、運気を高めるために食事における社交性はとても重要。子どもたちにはまず、家族での食事で自然と身につけさせてあげたいものです。テレビをつけた食事でそれらを失わないようにしてください。

7. ダイニングルームは住まいの胃袋。

ダイニングルームは住まいの胃袋です。住まいの気、住む人の気をを養う大切な場所です。汚く窮屈な状態では毎日の生活が消化不良をおこしてしまいますし、ストレスが溜まれば、胃潰瘍になって住む人の運気を下げてしまいます。食事をするときは、ダイニングルームに漂う気も一緒に口に入れているつもりで、明るく、楽しく食事のできる空間を心がけて下さい。